心の中に大丈夫が全然ない。

 

心の中に大丈夫が全然ない。

 

心の中に大丈夫が全然ない。

 

 

そういう結論に至った。

 

 

 

 

 

 

1ヶ月のカンボジア滞在から帰ってきてからすぐに心の闇に取り込まれて恐怖と不安で心の中がいっぱいになった。

 

 

自分でも驚くほど「何もしない。」ができない。「ボーッとする。」ができない。

 

 

少しでも気を許せば数ヶ月前にバングラデシュで鬱になった時のようなあの状態に戻りそうなくらい自分が安定してないし、不安で不安で仕方がない。

 

 

前に進めていない感がすごい。むしろ後退している感さえある。

 

 

 

自分との対話は続く。

 

 

Facebookを開くと現れるブログを読み漁る。

 

 

自分の外に答えを求めても意味ないと思いながらも何かしていないと不安だからついつい読み漁る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

70万ほど手元にあったところから始まった鉄砲玉の活動もついに5桁に突入した。

 

 

お金の不安は前からあった。別に今に始まったことじゃない。

 

 

ただ、これがキッカケだったのは間違いない。

 

 

5桁というのが僕の不安を煽るのに十分なボーダーラインだったようだ。

 

奨学金を返済して、

レーシックの分割金を支払って、

税金など諸々を支払ったら0になる。

 

という想像が簡単にできる。その想像ができるかできないかのボーダーライン。僕にとっての1番リアルな数字。

 

 

「まだ結構あるじゃないか。」

 

と思う人もいるかもしれないが、チキンな僕にとってはここがボーダーだった。

 

 

実際に貯金が0になる経験をした人はどれくらいいるだろうか。

その中でも全然平気だった人はどれくらいいるだろうか。

 

 

このお金の不安についても心の中でたくさん話し合った。

 

 

 

話が進むにつれて、お金に対して感じている不安がお金が問題ではないのではないかという気がしてきた。

 

 

 

心の自由を守るために、アルバイトや就職やビジネスをすることを選択肢から外した。

 

 

その状態で生きるのに最低限のお金が必要だとなると、人に頼るしかなくなる。

 

 

 

ここだ。

 

 

「僕は人に頼るのが怖い。」

 

 

もともと人見知りだし、周りに気を遣いまくって生きてきたタイプだし、何回挑戦しても初対面の人と同時にたくさん会うとか無理だし。

 

数ヶ月前の僕ならそんなのわかってるわ!って思うと思うけど、

 

 

ここ数ヶ月でヒッチハイクいっぱいしたし、いろんな人に出会ったし、初対面の人に泊めてもらったり、交通費出してもらっていろんなとこ行けたり、とにかく人に会いまくってそこそこ良い感じの自分になれたと思っていた分、かなりショックだ。

 

 

もっとショックだったのが、仲良くなれたと思っていた人の前でも気を遣いまくっていたと気付いたことだ。

 

 

このままではヤバい。居心地の良い居場所なんて一生できない。

 

 

いつまでビビり続けるのか。

 

いつまで許可を待ち続けるのか。

 

いつまで人目を気にするのか。

 

わがままな奴だと思われるのが怖い。

 

恥ずかしい目に遭いたくない。

 

ユーモアの方に向かいたいのにシリアスに袖を掴まれる。

 

頭ではどうしたらいいかわかってきたのに心がそれに従わない。

 

自分の心の声がわからない。

 

 

自分との対話は続く。

最近やたらと見かけるけどヒロキsanって一体なんなの?〜病名は無駄不足〜

 

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「ちょっとよくわからないけど面白いね。」

「なんかよくわからないけど見てるよ。」

「ヒロキsan見てるけどあれ何?」

「絶妙にウザいよね。」

「、、、、、、、、」

 

 

 

ヒロキsanを見た僕の友人達はこんな風にとても暖かい声援を送ってくれます。

 

 

とても嬉しいです。

 

ありがとうございます。

 

 

 

今回はそんなヒロキsanの誕生秘話やら何やらを語ります。みんなすごく気になっていると思いますので。。。

 

 

はい。

 

ありがとうございます。

 

 

 ちなみに発音の仕方は

 

ヒロキsan↗︎ です。

 

ヒロキsan↘︎ ではありません。

ここだけは絶対に間違えないように注意してください。

 

 

 

 

ヒロキsanとは何なのか。

 

一言で説明すると、

 

『ふじわらひろきを素材にした写真と言葉によるコミュニケーションアートプロジェクト』

produced by

ふじわらひろきxカヤノヒデアキxまゆちゃぱうぉにか

 

 

とまあこんな感じ。

 

無駄にカッコよくて申し訳ない。誠に。

 

 

 

 

今から3週間ほど前、アーティストをやっているカヤノヒデアキとまゆちゃぱうぉにかが長野県で天空の芸術祭というアートイベントに参加して創作活動をしていたのを勝手に手伝いに行った。

 

2人にはその少し前に『静岡から江ノ島までを10日間かけて無言で歩く』というイベントで出会った。そのイベントは彼ら2人と僕の友人のあいぼんという女の子の3人でやっていたイベントで、僕はそれに最後の2日間参加して無言の初めましてをした。

 

 

 

 

僕はもともと、

効率の良いことが好きで、めんどくさいことが嫌いな人間だ。

 

意味のあることをやりたがり、意味のないことをやりたがらない人間だ。

 

 

 

そんな僕にとって10日間も無言で歩くなんてちょっと理解できなかった。すごく正直にいうと、「何となく楽しそうだけど、意味がよくわからない。何のためにやっているの?」という感じだった。そして、実際は結構楽しかった。楽しかったけれど意味はよくわからなかった。当時は。

 

誤解されないように一応言っておくと、数ヶ月経って改めて思い返すと今の僕はこう思っている。

 

 

『アレめちゃくちゃ意味あったな!!!』

『むしろ意味だらけ、意味しかない!』

『あのイベントから色々繋がりまくってもう今が今でしかない!』

 

 

 

ただこれがどういうことか言葉で説明するのがめちゃくちゃ難しい。(というかわたくしめの頭ではほとんど無理)

 

とにかく、意味ないと思ってたことがやってみたらめちゃくちゃ意味があったのだ。

 

 

そして今まで意味あるからやろうと思ってやってきたことをもう一度振り返ってみたら、「あれ?大して意味なかったんじゃないか?」などと思えてきてしまった。

 

 

そこで、

『一見意味あることは実はあまり意味なくて、めちゃくちゃ無駄だ(けれど面白い)というようなことに意味がありまくる説』

 

というのが僕の中で浮上した。

 

 

 

そんな時にカヤノさんとまゆさんに再び再会し、そのときに生まれた『ヒロキsan』というキャラクターを通してその説について深く考えるきっかけになっている。

 

 

なぜならこの「ヒロキsan」をやることは表向きにはなんにも意味なんかなくて、ただただ作っている(遊んでいる)本人たちが面白がって笑っているだけなのだ。

 

 

 

 

 

 

 

一番最初は、長野にあったあるおしゃれなカフェにみんなで行ったときにカヤノさんが急に古い勉強机の椅子に座っていた僕に

 

「今の悩みはなんですか?」

 

と問いかけて、パシャりと写真を撮った。そこにiphoneアプリですぐさま文字を入れ、1枚目の『ヒロキsan』が出来上がった。

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おしゃれなカフェの一番奥の席で下品に腹を抱えて笑ったカヤノさんはすぐさま次の僕の「それっぽい写真」を撮り始めた。

 

それが『ヒロキsan』の始まり。(とのちに語り継がれたりなんかしちゃったりなんかしちゃったりしないかな?)笑

 

 

 

 

前から僕のことを知っている人は

「なにあれ?」

「なんかよく分からないけど面白い。」

「次のヒロキsanを毎回楽しみにしてる。」

「なんか気になる。」

 

とまぁこんな感じの反応をくれる。

 

 

逆に僕のことを知らない人は

「面白いけどムカつく。」

「ナルシストの方かな?」

「かっこいい。」

「良いと思うよ。」

 

みたいな反応。

 

 

 

僕に会ったことがある人はなんとなくわかると思うが、僕はナルシストではないし、むしろ引っ込み思案で目立ちたがらないタイプ。

 

 

そんな僕がカメラの前でカッコつけて写真を撮られている。

 

 

そこにカッコ良いのかどうかよく分からない言葉が乗っかる。

 

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おもろいやん?

 

 

 

 

 

 

そんなヒロキsanのFacebookページはこちら

http://Facebook.com/hirokisan.hirokisan

 

 

 

 

そして、このヒロキsanを面白いと思ってくれるそこのあなた、

 

意見、アドバイス、ここのところがちょっと不満などどんどん言ってきてください。

 

私は褒めて伸びるタイプです。

 

 

そしてたまたま僕の近くにいるあなた(これから知り合う人も)

 

1枚だけでもヒロキsanのカメラマンにやってください。

 

 

僕と一緒に無駄をしましょう。

 

 

 

 

人間無駄が不足してくるとユーモアがなくなってきて「あぁー人生つまんねーなー」状態に陥ってしまいますのでご注意ください。

 

 

あぁ、無駄サイコーだ。

 

マジで意味ないことばっかやっていこう。

 

 

 

 

そーいえば、カヤノさんとまゆさんが毎週やってるラジオにそのとき出してもらったんだった。

chapawonica.hatenablog.com

 

 

 

 

 

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自分の心に素直に生きるとたまに誰かとバトるよねっていう話 後編

 

前編はこちら 

fujiwarahiroki.hatenablog.com

 

続き。

 

 

お昼に買い物を頼まれて旦那様が親子丼を作るのを手伝ったのだが、完成して食べようとした瞬間に奥様が旦那様に、「味噌汁作ったのにどうして持ってこなかったの?」と明らかに機嫌が悪そうに言ってキッチンに戻っていった。

 

 

 

この瞬間僕は頭の中で(あぁ、タイミング悪く夫婦喧嘩に巻き込まれてしまった。ここは事が落ち着くまで静かにしていよう。)というようなことを考えていた。

 

 

 

でも少し考えて、味噌汁3杯を1度に運ぶのは大変かもな、と思って僕もキッチンに向かった。

 

 

 

したら奥様から一言、「自分から手伝うなんて珍しいこともあるんだね。」

 

 

 

 

「ん?」と思った。 

 

 その時僕は無い頭をフル回転させて今までの今のやりとりとそれまでの違和感の計算式を作った、、、、、、、、

 

 

 

 

「俺だった!!!!!」

「夫婦喧嘩とかじゃなくて原因俺だった!!!!!」

「ガーーーーーーーーーーーーーン!!!!」

 

 

 

 

全く予期していなかっただけにかなりショックだった。

 

その後終始無言のとんでもない空気になりながらも3人で食事をとった。

 

 

 

 

そして、とりあえず原因がちゃんとわからないことには解決のしようがないと思って素直に気になることを聞いてみた。奥様は何も話したくないというような素振りを見せながらも質問にいくつか答えてくれた。

 

僕「僕の態度のどの部分が気になりましたか?」

 

奥様「言っていることとやっている事が全然違う。」

 

僕「僕はどんなことを言いましたか?」

 

奥様「人助けがしたいんでしょ?」

 

僕「そんなことは言った覚えがないのですが、、、」

 

奥様「昨日の夜、過去とか未来とかじゃなくて今に集中したいって言ってたじゃない。」

 

僕「それは言いました。」

 

奥様「だったら誰かの為に今できることを全力でやるんじゃないの?今を生きるってそういうことじゃないの?」

 

 

 

ここら辺でようやく分かってきた。奥様は僕に全力でお店の手伝いをやって欲しかったんだと、いやむしろそうするべきだと思われていた。ご存知僕はお店の邪魔しないように邪魔しないようにと完全に逆の動きをしていたのだが、そんなことよりももっと大事だったのが、僕にとっての「今を生きる」という事が「今全力で人助けをする」こととイコールではなかったことで、むしろ「今全力で自分を助ける」ことだったことだ。

 

違和感を感じていたこともあり、最低限の頼まれたお手伝いをやる以外のことはしなかった。もっと簡単にいうとそれ以上はやりたいと思わなかったからやらなかった。

 

 

これを分かってもらうにはどうしたら良いかを必死で考えたが、まるで話し合いがまとまらないまま、終始とんでもない空気のままその時間は終わった。

 

あまり会話ができていないなぁ。と感じた僕は話を無理やりまとめて終わらせようとする奥様を前に、「まだ心の中のイライラが伝わってきています。もう少し話しましょう。」などと言ってしまった。

 

 

さらに僕にとってネックだったのが、(その次の日に目的地の長野まで送ってあげるよと言われていたので)あと1泊その家で一緒に過ごすということだった。

 

 

その直後に旦那様と2人になる時間があったので、「僕のせいでこんな感じになってしまってすいません。これ以上迷惑かけるのも悪いので今日もう家を出て出発しようと思っています。」と伝えた。

 

 

その後すぐ旦那様のお母さんが1人で買い物に行くということで、「とりあえず行っておいで。」と言われて買い物に同行した。

 

 

出発してすぐに旦那様からメッセージが送られてきた。

 

 ひろき、 ありがとうな!

(一部省略)

ひろきには面倒臭い事に巻き込んで悪いけど、 あと24時間ぐらい 付き合ってくれないか? 24時間で何とかなるとは思ってないけど、〇〇(奥様)が何か学びになってくれる事を祈ってるんだ。 でも、〇〇(奥様)も本当に 優しい奴なんだけどね。 よろしくお願いします。 ((○| ̄|_

 

 

 

 こんな風に頼まれたので大した決意もできていない僕はそのままもう1泊することにした。

 

 

 

その後の24時間いろんなことを考えた。

(泊めてもらってるんだからやっぱり普通は自分が無理してでも頑張って手伝うのが世間的には常識って思うよなぁ。でもそういう何かと何かを交換する世界は違和感がありすぎて無理なんだよなぁ。優しさも親切も一方通行がやっぱり気持ちよくて、見返りとかを求める世界はやっぱり嫌だなぁ。)とかそんな感じのことが頭のなかをぐるぐるしていた。

 

 

そしてその間特に何の大きな話し合いがあったりするわけでなく、ざわざわした感じが続いて24時間が経ち、お別れの時間までもうまもなくという感じになった。

 

 

 

 

 

 

その時、奥様がふと近付いてきて満面の笑みで「昨日はごめんなさい!!」と爽やかに謝られた。どうやら24時間いろいろ考えていたのは奥様も一緒だったらしい。謝ってほしいなどという気持ちはなかったが、その一言によって前日に感じていた ざわざわ感が完全になくなり、やっと普通に会話ができるようになった。ただただ心にざわざわを抱えずに話せるという事がとても嬉しかった。そして、旦那様の計らいで最後に強めのハグをして別れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のざわざわに関して、僕も働いていたときには(どの職種の時にも)このような感情を頻繁に感じていたような気がする。

僕の勝手な解釈ではあるが、

(私はこれだけやっているんだからあなたも何かやりなさいよ。)

というようなことで、言い換えると、

(私はこれだけ苦しんでいるんだからあなたも同じだけ苦しみなさいよ。)

というようなことだと思った。

 

 

要するに自分が頑張り過ぎてしまっているせいで余裕がなくなって、周りの人にまで頑張ることを強制するという負の循環が起こってしまっている状態だ。

 

最近の僕の生活の中ではこういう考え方の人にはめっきり触れる機会がなかったので僕自身そんな考え方があったのかというくらいにかなり驚いてしまったが、世の中全体にはこういう状態が結構あるのではないかと思う。そしてこういう状態を続けることは精神的に結構ダメージをくらってしまう。

 

 

僕は今、『違和感』を大事にしている。(スピリチュアル的な意味合いではなく)空間や人に違和感を感じる時はほとんどの場合何らかの原因があって、それらのほとんどは人の心の中にあったりする。我慢したり辛かったりする状態はどれだけ隠したって隠しきれなくて結果周りの人に影響する。周りも同じ人間だから分かりたくなくても分かってしまう。ちゃんと言葉で説明できなくても心が反応する。

 

 

 

敏感でビビリで弱い自分の心をめんどくさいと恨むこともあるけれど、それもなんか意味があるのではないかと思い始めている。

 

仕事だろうが必要な人付き合いだろうが、(どうしてもやらないといけないことだったとしても)やりたくないことはやりたくないと言う権利だけはあるし、結果それをやったとしても苦手なことは苦手だと口にするだけで精神的にはかなり楽になったりする。

 

仕事よりもお金よりも今の生活水準を守ることよりも人間らしい感情をできるだけ表に出すことの方が重要なのではないかと思う。わがままだと言われても自分勝手だと言われてもそれを個性だと笑える社会のが健全だと思う。

 

 

 

引き続き全力で自分を救っていこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

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自分の心に正直に生きるとたまに誰かとバトるよねっていう話 前編

 

少し前の話、

 

 

(書こう書こうと思っていたのだけど、なんか他人をジャッジしてしまうような文章になってしまうのも嫌だったのでなかなか筆が進まなかったのだが、少し時間も経って整理できてきたのでできるだけフラットな気持ちで書いてみようと思う。)

 

 

 

約1ヶ月をかけて、北海道(札幌)からヒッチハイクとフェリーと新幹線を巧みに使って広島まで行き、その後岡山、名古屋を経由して東京に行き、その後また愛知、そしてまた東京という僕が鉄砲玉48を始めて以来初の大移動をした。

 

移動の8割はヒッチハイクだが、時間に追われているときは電車や、本当に間に合わないときは(財布との重要な会議の末に)新幹線を使う。そしてめちゃくちゃラッキーなことにたまに新幹線代を出してもらえたりもする。今回の移動も岡山から名古屋までの新幹線代を「無事にたどり着けるかそわそわするのが嫌だから。」と出してもらえた。

 

 

 

 

 

 

そして次は、友人のアート活動を勝手に手伝うために東京から長野にヒッチハイクで向かった。

 

 

出だしは順調すぎるほど順調で、すぐ近くのイオンに向かっている方にわざわざ遠回りして送ってもらってさらにコンビニ弁当を買ってもらったり、その後乗せてもらった方にはマクドナルドでデザートとコーヒーをご馳走になった後に「面白い話を聞かせてもらったから。」と漫画喫茶への宿泊費をいただいたりもした。

 

 

 

がしかしその後、雨のために高速道路上のあるパーキングエリアで完全に足止めさせられてしまい、4時間ほど粘ったがそこでのヒッチハイクは断念した。

 

不幸中の幸いというのかそこのサービスエリアは歩いて出入りできるサービスエリアで、日も暮れてきたし、それ以上その場所に居たくなかったので雨の中歩いて2時間のところにある漫画喫茶を目指すことにした。

 

旅行者などと比べるとかなり荷物は少ない方だと思うのだが、それでも10kgちょっとある荷物を抱えてしかも雨の中傘をさしながらの2時間のウォーキングは悪い意味でエキサイティングだった。

 

案の定1時間で疲れ果てた頃に現れた座れるタイプのコンビニで2L100円の水を買って腰を下ろした。

 

 

腰を下ろしたら下ろしたで今度は動き出すのがしんどい。。。

そう思ってかなりダメ元でこんな風にFacebookで今の現状を正直に伝えて助けを求めてみた。

 

【なかなかのピンチ】

朝からヒッチハイクスタートして順調に高速に乗れたものの、〇〇SAで雨の中4時間ボードを出し続けて全く手応えがなく、とにかく先に進みたいと思ってSAを歩いて飛び出して1時間歩いたところにやっとあった1つ目のコンビニで休憩中。

漫画喫茶あるのまだまだ先だし、
持ってる長袖を全部着ても寒い。

1番ネックなのは〇〇県に知り合いが1人もいないこと。

もしこの投稿をたまたま見つけた〇〇県〇〇市周辺にお住いの方がいれば助けてほしいです。

(とりあえず行けるところまで頑張って歩いてみよう。)

 (元記事は削除済みです。)

 

 

すると先日友人になった方ががその友人をあたってくれて、奇跡的にものの15分ほどで「家に泊まっても良いよ。」という方が現れた。

 

 

そしてその後すぐコンビニまで迎えにきてもらい食事と銭湯に連れていってもらったのだが、「明後日から祭りがあるから3泊くらいしていきなよ。」と言われ、特に急いでいるわけではなかったのでそうすることにした。

 

 

 奥様の居ないところでそんなことが決まってしまったので、念のためお風呂から出た後に「本当に3日間も大丈夫なのですか?」と確認をとったが、「全然大丈夫だよ。」と言ってもらえたので安心して家に向かった。

 

 

 

 

 

銭湯で意気投合してから、僕と旦那様とはかなり良い感じのコミュニケーションを取れていた。(と思う)そして帰りの車の中で「これから3日間家族になってください。」と言われ、表現がストレートすぎて少し恥ずかしいな。と思いながらも良い言葉だな。と思ったりしていた。

 

 

次の日からも普通に自営業のお店の営業日だったので、言われたことを手伝ったりした。まぁ実際はあまりできることもなく、営業時間中はあまり邪魔しないように静かに本を読んだりしながら過ごしていた。

 

 

がしかししばらくすると、なんとなくの違和感というか、居心地の悪さみたいなものを僕の体が感じていた。(どうも周りの人の心の状態や場の空気感からかなり影響受ける体質らしいということが最近やっとわかってきた)

 

ただその時はその違和感が何かはわからないまま2泊を終えた。

 

 

そしてその次の日の昼、全てが明らかになった。

 

 

 

 

 

 

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fujiwarahiroki.hatenablog.com

 

 

私の名前はふじわらひろき。住所不定。

はじめましての人へ

 

私の名前はふじわらひろき28歳、現在、住所不定です。

 

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2017年の6月末からこの生活をしているので、これを書いている今(10月末)の時点でまもなく家なし生活が5ヶ月目に突入します。

 

 

 

家がないとはどういうことか。と、お思いの方もいると思いますので順を追って説明していきたいと思います。

 

 

 

自分の今の肩書きを並べてみるとするなら、

  • 無職(収入源なし)
  • ホームレス(家なし)
  • TPD48(鉄砲玉48)

こんなところでしょうか。

 

 

TPD48(鉄砲玉48)というのは今僕がメインでやっている活動で、自分自身をフリー素材として世間の皆様に開放していますのでもし人手が足りなかったり、手伝って欲しいことがある時は自由に呼び出して使ってください。といったものです。

一言でいうと何でも無料の何でも屋さんです。

 

 

 

元々は坂爪圭吾さんのアイデアからスタートしたもので、元々の構想はこのいばや通信というブログに書いてあります。

ibaya.hatenablog.com

 

 

 

 

このTPD48(鉄砲玉48)をやっていることが、前述した無職のホームレスをしていることにそのままつながるのですが、名前の通り鉄砲玉のように呼ばれたところに飛んで行くのでその呼ばれた先々の場所でその日の寝床を確保しなければなりません。

 

もちろん毎日ホテルに泊まる資金などありませんので、選択肢としては

  • 知り合いの家に泊めてもらう
  • 知らない人の家に泊めてもらう
  • 漫画喫茶
  • 野宿(今のところ0回)

 

 

 

この4ヶ月間の家なし生活を振り返ると、本当に運の良いことにほとんどの日を誰かしらの家に泊めてもらっています。しかも、元々知っている人に限らず、出会ったばかりの人や、facebookを通して出会った人、ヒッチハイクで出会った人にも泊めていただきました。

 

普通は新しく人と出会って仲良くなりたいときには一緒に食事に行ったり飲みに行ったりすると思いますが、何回か食事に行くよりも1度泊めていただいたりなんかすると、その人との距離が予想以上に縮まります。

 

そして、

 「また近くに来たときには遊びに来てね。」

というようなことまで言ってもらえることも何回もありました。

 

(世間一般的な)普通の生活を送っている人の中にはなかなかそう思えない人もいるとは思いますが、日本には思った以上に優しい人が多いです。

 

 

 

 

 

僕の友人はこの家がないことによって逆に家が増えてゆく現象を

 

ホームレス(home less)ならぬホームモア(home more)

 

と名付けていました。そしてその友人は、

 

「ホームレス(ホームモア)という職業が将来の若者たちの憧れの職業になる。」

 

とも言っていました。これを聞いた当初はかなり斬新な意見だなぁとは思いましたが、今ではそうなったらマジで面白い、いやそうなった方が絶対に良い。とまで思うようになりました。

 

 

 

家なし生活をするに至った経緯

 

家なし生活といっても実家は愛知県の豊橋市という場所にあります。そういうと、家あるじゃねーか!と言われてしまうかもしれませんが、毎日全国のどこにいるのか自分でも把握できてないので、物理的に家に帰るのはimpossible状態です。まぁ近くに行った時は立ち寄りますが、実家に2日もいると安心しすぎてダメ人間になってしまいがちなので極力長居しないように心がけています。

 

 

 

さて、家なし生活を始めた経緯なのですが、実はこの生活を始める前、僕はバングラデシュという国で働いていました。

 

というと聞こえが良いかもしれませんが、実際はそんなにカッコ良いものではなく、憧れだった海外就職と現実との間でもがきにもがいて 、その結果、現地で(診断は受けてはないのですが)鬱状態になってしまいました。

 

 原因は一つではなくたくさんあるのですが、簡単にいくつかあげると

  • 食べ物が合わない(ほとんどすべての料理に古い油が使われていて、食べ続けると劣化油症候群という軽い食中毒がずっと続くという症状に苦しむ)
  • アジア最貧国+イスラム教によりアルコールや娯楽施設がなく、唯一の共通点であり、現地の人々の最大の楽しみである『食べる』という時間を一緒に過ごせないことで現地スタッフとの距離感が掴みづらい。
  • 楽しいと感じることが1つもない。
  • 住んでいた場所はかなりの都会なのだが、どの場所にも清潔感がまるでない。(僕は潔癖症では全くないのだが、清潔レベルの桁が違った)
  • 親日なのでみんな僕に対してめちゃくちゃ優しいのだが、むしろその優しさが度を超えすぎていて、度を超えたお節介に耐えられなかった。(僕が現地に行った少し前に日本人7人が亡くなるテロがあったために僕に万が一があってはならないと過剰に守られていた。)

 

とまあこんな感じで、

 

症状としては、

  • とにかく毎日がつまらない。
  • 決して大変な仕事ではないのだが、それすらもできない。
  • 朝起きれないし、夜眠れない。
  • 劣化油症候群で吐き気と下痢が定期的に続く。
  • やる気がとにかく0。
  • よくわからない涙が毎日出る。

 

という感じ。

 当時付き合っていた彼女(日本にいた)と電話しながら号泣したこともありました。笑

今思い出してみても恥ずかしいのですが、それほど追い詰められていて、気分を上げるために裏で売っているマリファナとかを本気で買おうか悩んだりしていて、最終的には

 

日本に帰るか、死ぬか。

 

みたいな究極の2択になってしまって、せっかくもらった海外で挑戦するチャンスとしての仕事を辞める決断をして日本に帰って来ました。

 

 

 

 

 

 

、なんでそこから家なし生活に突入するかというと、そのバングラデシュ鬱状態で落ちまくっていた時に本当に何もできなくなってしまっていたのですが、その中でも唯一「いばや通信」というブログを読むこととYOUTUBEジョーブログ)を見ることはできていました。当時、たまたまFacebookで坂爪圭吾さんのいばや通信というブログを見つけて、それがその時の僕にとってすごく共感できるというか、何か引き込まれるものがあって、その圭吾さんが2年間の家なし生活で起こった出来事や感じたことなどをブログに綴っていて、そこから興味が湧きました。

 

同じタイミングでホームレス小谷さんの存在も知って、ますます家がないという概念の面白さに引き込まれていきました。

 

そんなことをわかりやすくまとめているこんな記事もその時見つけました。

悲壮感ゼロ! “家なし生活”を満喫する人たちが増加中! むしろ勝ち組(!?)な新人種「積極的ホームレス」の生態!!|新井由己|note

 

(ちなみにこのブログを書いたライターの新井さんと先日たまたま知り合いました。)

 

 

 

 

 

そして、日本に帰って来た僕は1ヶ月間の空白のグダグダ期間の後に坂爪圭吾さんに会いにいく決心をしました。

 運の良いことに、連絡した次の日に坂爪さんが名古屋にいるというのでめちゃくちゃすんなり会えました。

 

 

実際会ってとてつもなく緊張してしまった僕は、(嫌われてしまったらどうしよう。)とか(この人の前で中途半端な言葉を吐いたらダメだ)ということを思ってしまったりして、全く言葉が出てこなかったのですが、それでもなんとか自分の現状を伝えました。そして、全部伝えきった後に

 

「TPD48(鉄砲玉48)はいつでも募集しています。」

と言われ、ブログを読んでいて、すでにTPD48(鉄砲玉48)について知っていた僕は、この一言で家なし生活をスタートする決意をしました。

 

 

 

TPD48(鉄砲玉48)でどんな依頼を受けたの?

 というようなことを、自己紹介の後に聞かれたりします。

今のところ一番話題として面白かった依頼が、息子が無くしたiphoneを「iphoneを探す」機能を頼りに探してきてほしい。と言われて東京から山梨まで(なぜかベンツで)iphoneを探しに行くというものです。

 

その時のブログがこれです。

 

fujiwarahiroki.hatenablog.com

 

 

 

 

 

それ以外にも色々依頼は受けてきました。

例えば、

  • 家の掃除
  • 草むしり
  • 巨大プランターの引越し
  •  車での駅や空港への送迎
  • お祭りの手伝い(販売)
  • 壁のペンキ塗り
  • 田んぼの稲刈り

みたいなお手伝い系の依頼や、

  • ヒッチハイク同行
  • Tシャツブランドのモデル
  • お寿司を食べに行きましょう
  • カラオケに行きましょう
  • 航空券を出すから沖縄(宮古島)に同行して楽器を運んでほしい
  • 航空券を出すから北海道の音楽ライブに一緒に行こう

みたいなちょっと変わった依頼もありました。

 

最近では

  • 話を聞いてほしい

とか

  • 電話相談

みたいなこともあったりします。

 

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(Tシャツブランドのモデルをした時の写真)

 

 

依頼を受けてから動くっていう超受け身スタイルが面白いところで、TPD48(鉄砲玉48)をやってなかったらもしかしたら人生で一生やるはずのなかったことを短期間で大量にやることができています。

 

ヒッチハイクを初めてやったのもこれがきっかけですし、宮古島や北海道にも初めて行き、稲作まで経験できました。

 

 

 

 

こんな感じの生活をしていると「旅人ですか?」みたいな質問をよくされますが、実は僕自身は全然旅をしてるとは思ってなくて、むしろ昔から旅とか旅行とかは苦手なんですよ。

 

旅行なんかは特にそうで、頑張って遠くに行けば行くほどそれと同じくらいの労力を使って帰ってこなければいけないという面倒くささがあって、昔からあんまりしてきませんでした。大学の卒業旅行すら行ってないですからね。

 

ただ、今の生活は毎日「行くだけ」というか、帰るという発想が全くないのでさっきのようなめんどくささがゼロなんです。最近では実家に帰る時も「帰る」という思考にはならなくて、それも「行く」なんですよね。

 

 

弱点

  •  基本朝起きるのが苦手です。(鉄砲玉48を始めてからは割と起きれます)
  • 書類業務が嫌いです。
  • 時間にルーズです。(時間を気にして行動するのが嫌いすぎて持ってる腕時計全部捨てました)
  • 割と繊細です。(人の心に敏感で、影響を受けやすいです)
  • 基本あまりお金を持っていません。
  • 天然パーマです。(「いつパーマかけたの?」という言葉が最大の褒め言葉です)

 

強み

少し前までは無駄に人に嫌われたくなかったり、変なプライドがあったりしてできなかったのですが、今は(すべてではないですが)自分のほとんどの弱点を晒せるという強みがあります。

 

少し前にある友人に

「ひろきさんの自分をオープンにできる能力ってのは唯一にして最強のカードだと思います。そのカードを持っているかどうかで人生変わる気がします。」というようなことを言われました。

 

僕は自分の素直な部分を出し始めてから圧倒的に生きやすくなったので、その言葉を聞いたときに、「マジでそうだな!」と思いました。 

 

 

 

 

まとめ

ふと思い立って、自己紹介文的なものを書いてみました。興味を持って聞かれでもしないとあまり言わないようなことまで書いたので、もうすでに僕のことを知っている人でも楽しめた人もいるのではないでしょうか。(そうだったらいいな)

 

おまけ

最近、友人のカヤノヒデアキとまゆちゃぱをにかと私ふじわらひろきで『ヒロキsan』という遊びをしています。

 

「ヒロキsanかっこいいけど、なんかムカつく。」

「よくわからないけど面白い。」

「よくわからないけど気になる。」

 

こんな感じですごくみんなから褒められます。

 

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そんなヒロキsanはこちらから、

 

ふじわらひろき×カヤノヒデアキ×まゆちゃぱうぉにかがお送りする

ふじわらひろきを素材にした写真と言葉によるコミュニケーションアートプロジェクト「ヒロキsan」の世界

https://www.facebook.com/hirokisan.hirokisan

 

 

 

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言葉のコミュニケーション、心のコミュニケーション

 
「航空券代を出すから一緒に北海道に行こう。」と言われ、宮古島から東京に戻った数時間後に飛行機に乗り、北海道に人生初上陸してから13日が経つ。
 
この13日間ひたすら思うのは「北海道は最高だ。」という事だ。
 
感覚的な事なので全然上手に説明できないのだが、とにかく空気感が半端なく良い。
 
 
僕は元々頭でっかちで考えすぎるタイプなのだが、最近はできるだけ直感を頼りに行動するようにしている。なぜそうしているのかと言われたらそれは直感的にその方が良いような気がしているからで、そのおかげでこの自由度が高い『鉄砲玉48』&『家なし生活』を奇跡的に継続できているのだと思っているからだ。
 
一昨日僕を家に泊めてくれたシンガーソングライターの中田雅史さんは、「何も予定が決まってない時はその時の風向きを読んで次の行き先を決める事がある。」と言っていたが(冗談かも笑)、本当にそのレベルで直感に従った方が面白い結果になるのかもしれないと今思っている。
 
 
 
 
 
 
北海道に到着した日から10日間、友人に紹介してもらったゲストハウスwayaというところで給料の代わりに寝床と食事が提供されるという形でベッドメイクと掃除の仕事をした。
 
 
そもそもここのところ2ヶ月間は泊めてくれる人を探したり今から何食べるか考えたりの繰り返しだったので、食べ物も寝る場所も確保されている状態というのが僕にとっては逆に非日常に感じられた。笑
 
 
 
 
 
 
 
 
結果的に10日間という期間は絶妙だったなぁと思っている。9日目あたりから動き出したくてソワソワしてしまって、たった10日間でこの調子だ。やはり僕には一般的な安定した生活というものは向いてないのではないかと思った。
 
ただ、このゲストハウスwayaでの出会いは素晴らしいものがあった。
 
そもそも今までゲストハウスというものをただの宿泊施設だと思っていたのだが、wayaはコミュニケーションの場として完全に機能していた。そしてそれを嗅ぎつけた旅人達がこぞって訪れていた。
 
 
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鉄砲玉48の生みの親でもある坂爪圭吾さんに出逢ってからというもの、僕は人と人とのコミュニケーションというものについて真剣に考えるようになった。
 
出会って数回目の会話の中で圭吾さんはこんなことを言っていた。
「その時話したいと思ってない時に口から出る言葉でする会話は死ぬほどつまらない会話になってしまう。」
 
言葉は違うかもしれないが、ニュアンスはあっていると思う。
 
 
 
 
 
 
 
 
「僕は世間話が苦手だ。」
 
そんなことを大学生の時に付き合っていた彼女に話したらよくわからない空気になった記憶がある。
やっぱり上手に世間話ができたほうが良いのだろうなぁ。と当時の僕は思っていた。
 
 
 
が、今改めて考えたらやっぱりそんなのは必要ない。
 
浅い会話を繰り返しても結局のところ浅いコミュニケーションしか取れずに、結果浅い人間関係が構築されてしまう。
 
 
 
そんなことを鉄砲玉48を始める2ヶ月前までの僕はせっせと繰り返していたなぁ。と今思う。
 
 
 
意味ない浅い会話をするくらいなら沈黙しよう。
本当に話したいことが溢れてくるまでゆっくり待とう。
 
 
 
これが僕のここ最近の課題だ。
 

 

 

 
 
 
 
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今手元にある手札でいかにして幸せになるか。

 
沖縄県宮古島から羽田空港、成田空港、数時間の空港での睡眠を経て、今は札幌駅の近くのマクドナルドにいる。
はるばる札幌まできてなぜマクドナルドに。とお思いかもしれないが、見知らぬ地でホーム感を感じるためにはマクドナルドが1番だ。(あと美味しいものを食べるほど散財するお金がない。笑)
 
 
 
 
今回の宮古島往復と北海道行きに関してはそれぞれ飛行機代を出してもいいよという神様が現れて優雅に飛行機で移動をさせていただいた。普段、遠方への移動はほとんどヒッチハイクの僕としては、到着時間の予測が着く安心感とスピード感を存分に味わった。
 
 
 
 
土地にはそれぞれ違った匂い(雰囲気)がある。海外など行くと匂いの違いがあからさまに違うので気付きやすいのだが、ここ北海道にも匂いがある。
初北海道なのだが、なんというか、すごく懐かしい感じがする。どこかに似ていると感じるがそれがどこだか思い出せない。
 
 
うまく言えないが、ここ十数年間で日本に無くなってしまったものがここにあるような感じだ。僕にとってはおじいちゃんが亡くなる前に過ごした時間に感じていた匂いがあるような気がしている。
 
 
これから札幌のゲストハウスWayaというところで給料の代わりに寝床と食べ物を頂く形で10日間働く。家なし生活をしている僕にとってこの先10日間も寝るところがあるというのはとてつもない安心感をもたらすとともに、毎日同じところにいて自分がダラけてしまわないか心配もしている。
 
 
 
【直近の過去記事】
 
現状の説明はこの辺にしておいて、今回は昨日まで6日間を過ごした宮古島での印象的だった出来事を書きたいと思う。
 
 
 
 
宮古島を離れる予定の日の前日、ウミガメにどうしても会いたいと思い、同じ鉄砲玉メンバーのりゅうを連れてわいわいビーチというところに向かった。事前に知り合った現地の人に聞いた場所で、その人が言うにはウミガメ遭遇率100%だと言う。
 
 
 
大学生の時にオーストラリアのケアンズに行った時に1匹だけ小さいウミガメを見かけたことがあるが、それ以降フィリピンのセブ島でもインドネシアロンボク島でも見つけることができなかった。
 
 
そんな僕の中では完全レアキャラのウミガメとの遭遇率が100%。かなりの期待を込めて現地に向かった。
 
 
 
わいわいビーチに向かう途中、その辺りの他のビーチでもウミガメが見れるということを聞きつけ、近くのビーチにも立ち寄ったが、そこはリゾート地化されて人間の手が入った感がすごくあり、場所自体に気持ち悪さを覚えた。一応シュノーケル用品を借りて海に入ろうとしたが、ゴーグルだけ(ライフジャケット付き)で2100円だという。ライフジャケットは要らないが、有りでも無しでも値段は変わらないと言う。
 
島の北側の相場が500円〜700円だった(3500円ほどで新品が1つ買える)だけにこれは借りる気がしないとその場を離れた。
 
 
 
 
たまたま話しかけた人に、わいわいビーチでもゴーグルを借りる場所は無いと言われ、かなり残念な感じでわいわいビーチにたどり着いた。そして、海に向かって歩いたその時!!角の一角にぱっと見だけだとホームレス小屋と言われてもおかしくないような空間があり、そこにシュノーケル用のゴーグルが雑に並べられていた。
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そこにいたおじさん(自称タケちゃん(推定65歳)に話しかけたら、「俺は他と違ってお金目的でやってないからこれでいいよ。」と手で5を表した。
 
小銭が無かったために千円札を差し出したら、お釣りが無いと言われ、「この千円でここにあるもの全部好きに使っていいよ。」と言ってきたのでそれに乗ることにして、フィンを追加で2人分借りることにした。
 
 
万全の装備で泳ぎだした僕たちは、「なかなかカメいないね。」などと言いながら30分弱泳いだ後に、やっと1匹目のウミガメを見つけることができた。
不思議なことに、海中で魚を見つけたときは、「あぁ魚がいるな。」と思うのだが、ウミガメを見つけたときは、「おぉ、ウミガメと出逢った。」というなんというか、『初めまして感』がある。
 
 
 
そんな感動に浸りながら見つけたウミガメと一緒に泳いでいるうちに、2匹目のウミガメと出逢った。そしてその後の30分で6匹のウミガメと出逢った。
こうなってくると前述したレア感は完全に無くなってくる。伝説のポケモンも出現率が高すぎればその辺にいるコラッタと同じ価値だ。
 
 
ウミガメはもうお腹いっぱい見たなぁと思って陸に上がると救世主のタケちゃんが待ち受けていた。
 
 
その後僕たちは結構長い間ただただくだらない話をした。
 
タケちゃんの話は5割がダジャレで、2割が下ネタで、1割が深いい話だ。
残りの1割は訛りが酷くて何を言ってるかわからない。
 
 
タケちゃん(以下タ)
「ちょっと俺にどこの中学出たか聞いてみて」
 
僕「どこの中学ですか」
 
タ「アル中」
 
僕「。。。。」
 
タ「ギャハハハハ」
「今度高校聞いて」
 
僕「高校どこですか」
 
タ「親不孝」
 
僕「。。。。」
 
タ「ギャハハハハ」
「今度大学聞いて」
 
僕「どこの大学ですか」
 
タ「東大」
 
僕「え!?マジすか!?」
 
タ「いや、その東大じゃなくてこっちの灯台
 
僕「。。。。」
 
タ「ギャハハハハ」
 
、とまあこんな具合でとても楽しい会話が繰り広げられた。
続けて、
タ「今度年齢聞いて」
 
僕「年齢は」
 
タ「天才」
 
僕「。。。。」
 
タ「ギャハハハハ」
「じゃあ沖縄県は何歳かわかる?」
 
僕「ハイサイ」
 
タ「ギャハハハハ」
「君はなかなかやるね」
 
僕「。。。。(いや、この流れ誰でもわかるだろう)」
 
 
 
(ここで水着の美女が遠くに現れる)
 
 
タ「こんな時のためにコレがあるんだよ」
 
タケちゃんはおもむろに双眼鏡を取り出した。
 
タ「うへへへ、最高ぅぅ」(推定65歳)
「おまえも見るか?」
 
僕「いや、僕は目がいいので大丈夫です。」
 
タ「ギャハハハハ。おまえはなかなかやるねぇ」
沖縄県は何歳ですか?」
 
僕「ハイサイ」
 
タ「ギャハハハハ」
 
 
 
こんなくだらない話をずいぶん長いことした。
 
 
そんなタケちゃんがふとした瞬間に自分の人生観みたいなものを語りだした。
 
タ「お金のことばっか考えて生きてたら面白くないよな。」
 
「今あるもので幸せだと思えない人はその後なにをやったって幸せにはなれんよな。」
 
「俺にとってはここにはなんでもある。だから俺は幸せよ。」
 
 
的なことを言っていた。
 
 
お世辞にもこのタケちゃんがお金持ちには見えないし、普通の人が普通に想像する幸せとはかけ離れているだろう。
でも彼は自分のことを幸せだと言い切った。
 
今自分のことを幸せだと言い切れる人はどれだけいるだろうか。
 
この世界は何かを手にすることによって幸せになるようなことはなく、もうすでになにもかもある。と、そう思い込むことができたときに幸せだと感じるのではないかと思う。
 
 
 
俺の手札はなんだ?
 
決して柄のカードは多くはない気はするがこれで今世は十分戦える。(ような気がしている)
 
 
 
 
そんな風に僕が考え込んでいると、タケちゃんはいつの間にか消えていて、ハッと遠くを見たら自分で採ってきたグァバをネタに水着の女性2人組をナンパしていた。
 
(あなたこそなかなかやるね。)
 
僕はそう思った。
 
 
 
 
 
 
 
 
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