言葉のコミュニケーション、心のコミュニケーション

 
「航空券代を出すから一緒に北海道に行こう。」と言われ、宮古島から東京に戻った数時間後に飛行機に乗り、北海道に人生初上陸してから13日が経つ。
 
この13日間ひたすら思うのは「北海道は最高だ。」という事だ。
 
感覚的な事なので全然上手に説明できないのだが、とにかく空気感が半端なく良い。
 
 
僕は元々頭でっかちで考えすぎるタイプなのだが、最近はできるだけ直感を頼りに行動するようにしている。なぜそうしているのかと言われたらそれは直感的にその方が良いような気がしているからで、そのおかげでこの自由度が高い『鉄砲玉48』&『家なし生活』を奇跡的に継続できているのだと思っているからだ。
 
一昨日僕を家に泊めてくれたシンガーソングライターの中田雅史さんは、「何も予定が決まってない時はその時の風向きを読んで次の行き先を決める事がある。」と言っていたが(冗談かも笑)、本当にそのレベルで直感に従った方が面白い結果になるのかもしれないと今思っている。
 
 
 
 
 
 
北海道に到着した日から10日間、友人に紹介してもらったゲストハウスwayaというところで給料の代わりに寝床と食事が提供されるという形でベッドメイクと掃除の仕事をした。
 
 
そもそもここのところ2ヶ月間は泊めてくれる人を探したり今から何食べるか考えたりの繰り返しだったので、食べ物も寝る場所も確保されている状態というのが僕にとっては逆に非日常に感じられた。笑
 
 
 
 
 
 
 
 
結果的に10日間という期間は絶妙だったなぁと思っている。9日目あたりから動き出したくてソワソワしてしまって、たった10日間でこの調子だ。やはり僕には一般的な安定した生活というものは向いてないのではないかと思った。
 
ただ、このゲストハウスwayaでの出会いは素晴らしいものがあった。
 
そもそも今までゲストハウスというものをただの宿泊施設だと思っていたのだが、wayaはコミュニケーションの場として完全に機能していた。そしてそれを嗅ぎつけた旅人達がこぞって訪れていた。
 
 
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鉄砲玉48の生みの親でもある坂爪圭吾さんに出逢ってからというもの、僕は人と人とのコミュニケーションというものについて真剣に考えるようになった。
 
出会って数回目の会話の中で圭吾さんはこんなことを言っていた。
「その時話したいと思ってない時に口から出る言葉でする会話は死ぬほどつまらない会話になってしまう。」
 
言葉は違うかもしれないが、ニュアンスはあっていると思う。
 
 
 
 
 
 
 
 
「僕は世間話が苦手だ。」
 
そんなことを大学生の時に付き合っていた彼女に話したらよくわからない空気になった記憶がある。
やっぱり上手に世間話ができたほうが良いのだろうなぁ。と当時の僕は思っていた。
 
 
 
が、今改めて考えたらやっぱりそんなのは必要ない。
 
浅い会話を繰り返しても結局のところ浅いコミュニケーションしか取れずに、結果浅い人間関係が構築されてしまう。
 
 
 
そんなことを鉄砲玉48を始める2ヶ月前までの僕はせっせと繰り返していたなぁ。と今思う。
 
 
 
意味ない浅い会話をするくらいなら沈黙しよう。
本当に話したいことが溢れてくるまでゆっくり待とう。
 
 
 
これが僕のここ最近の課題だ。
 

 

 

 
 
 
 
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