私の名前はふじわらひろき。住所不定。

はじめましての人へ

 

私の名前はふじわらひろき28歳、現在、住所不定です。

 

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2017年の6月末からこの生活をしているので、これを書いている今(10月末)の時点でまもなく家なし生活が5ヶ月目に突入します。

 

 

 

家がないとはどういうことか。と、お思いの方もいると思いますので順を追って説明していきたいと思います。

 

 

 

自分の今の肩書きを並べてみるとするなら、

  • 無職(収入源なし)
  • ホームレス(家なし)
  • TPD48(鉄砲玉48)

こんなところでしょうか。

 

 

TPD48(鉄砲玉48)というのは今僕がメインでやっている活動で、自分自身をフリー素材として世間の皆様に開放していますのでもし人手が足りなかったり、手伝って欲しいことがある時は自由に呼び出して使ってください。といったものです。

一言でいうと何でも無料の何でも屋さんです。

 

 

 

元々は坂爪圭吾さんのアイデアからスタートしたもので、元々の構想はこのいばや通信というブログに書いてあります。

ibaya.hatenablog.com

 

 

 

 

このTPD48(鉄砲玉48)をやっていることが、前述した無職のホームレスをしていることにそのままつながるのですが、名前の通り鉄砲玉のように呼ばれたところに飛んで行くのでその呼ばれた先々の場所でその日の寝床を確保しなければなりません。

 

もちろん毎日ホテルに泊まる資金などありませんので、選択肢としては

  • 知り合いの家に泊めてもらう
  • 知らない人の家に泊めてもらう
  • 漫画喫茶
  • 野宿(今のところ0回)

 

 

 

この4ヶ月間の家なし生活を振り返ると、本当に運の良いことにほとんどの日を誰かしらの家に泊めてもらっています。しかも、元々知っている人に限らず、出会ったばかりの人や、facebookを通して出会った人、ヒッチハイクで出会った人にも泊めていただきました。

 

普通は新しく人と出会って仲良くなりたいときには一緒に食事に行ったり飲みに行ったりすると思いますが、何回か食事に行くよりも1度泊めていただいたりなんかすると、その人との距離が予想以上に縮まります。

 

そして、

 「また近くに来たときには遊びに来てね。」

というようなことまで言ってもらえることも何回もありました。

 

(世間一般的な)普通の生活を送っている人の中にはなかなかそう思えない人もいるとは思いますが、日本には思った以上に優しい人が多いです。

 

 

 

 

 

僕の友人はこの家がないことによって逆に家が増えてゆく現象を

 

ホームレス(home less)ならぬホームモア(home more)

 

と名付けていました。そしてその友人は、

 

「ホームレス(ホームモア)という職業が将来の若者たちの憧れの職業になる。」

 

とも言っていました。これを聞いた当初はかなり斬新な意見だなぁとは思いましたが、今ではそうなったらマジで面白い、いやそうなった方が絶対に良い。とまで思うようになりました。

 

 

 

家なし生活をするに至った経緯

 

家なし生活といっても実家は愛知県の豊橋市という場所にあります。そういうと、家あるじゃねーか!と言われてしまうかもしれませんが、毎日全国のどこにいるのか自分でも把握できてないので、物理的に家に帰るのはimpossible状態です。まぁ近くに行った時は立ち寄りますが、実家に2日もいると安心しすぎてダメ人間になってしまいがちなので極力長居しないように心がけています。

 

 

 

さて、家なし生活を始めた経緯なのですが、実はこの生活を始める前、僕はバングラデシュという国で働いていました。

 

というと聞こえが良いかもしれませんが、実際はそんなにカッコ良いものではなく、憧れだった海外就職と現実との間でもがきにもがいて 、その結果、現地で(診断は受けてはないのですが)鬱状態になってしまいました。

 

 原因は一つではなくたくさんあるのですが、簡単にいくつかあげると

  • 食べ物が合わない(ほとんどすべての料理に古い油が使われていて、食べ続けると劣化油症候群という軽い食中毒がずっと続くという症状に苦しむ)
  • アジア最貧国+イスラム教によりアルコールや娯楽施設がなく、唯一の共通点であり、現地の人々の最大の楽しみである『食べる』という時間を一緒に過ごせないことで現地スタッフとの距離感が掴みづらい。
  • 楽しいと感じることが1つもない。
  • 住んでいた場所はかなりの都会なのだが、どの場所にも清潔感がまるでない。(僕は潔癖症では全くないのだが、清潔レベルの桁が違った)
  • 親日なのでみんな僕に対してめちゃくちゃ優しいのだが、むしろその優しさが度を超えすぎていて、度を超えたお節介に耐えられなかった。(僕が現地に行った少し前に日本人7人が亡くなるテロがあったために僕に万が一があってはならないと過剰に守られていた。)

 

とまあこんな感じで、

 

症状としては、

  • とにかく毎日がつまらない。
  • 決して大変な仕事ではないのだが、それすらもできない。
  • 朝起きれないし、夜眠れない。
  • 劣化油症候群で吐き気と下痢が定期的に続く。
  • やる気がとにかく0。
  • よくわからない涙が毎日出る。

 

という感じ。

 当時付き合っていた彼女(日本にいた)と電話しながら号泣したこともありました。笑

今思い出してみても恥ずかしいのですが、それほど追い詰められていて、気分を上げるために裏で売っているマリファナとかを本気で買おうか悩んだりしていて、最終的には

 

日本に帰るか、死ぬか。

 

みたいな究極の2択になってしまって、せっかくもらった海外で挑戦するチャンスとしての仕事を辞める決断をして日本に帰って来ました。

 

 

 

 

 

 

、なんでそこから家なし生活に突入するかというと、そのバングラデシュ鬱状態で落ちまくっていた時に本当に何もできなくなってしまっていたのですが、その中でも唯一「いばや通信」というブログを読むこととYOUTUBEジョーブログ)を見ることはできていました。当時、たまたまFacebookで坂爪圭吾さんのいばや通信というブログを見つけて、それがその時の僕にとってすごく共感できるというか、何か引き込まれるものがあって、その圭吾さんが2年間の家なし生活で起こった出来事や感じたことなどをブログに綴っていて、そこから興味が湧きました。

 

同じタイミングでホームレス小谷さんの存在も知って、ますます家がないという概念の面白さに引き込まれていきました。

 

そんなことをわかりやすくまとめているこんな記事もその時見つけました。

悲壮感ゼロ! “家なし生活”を満喫する人たちが増加中! むしろ勝ち組(!?)な新人種「積極的ホームレス」の生態!!|新井由己|note

 

(ちなみにこのブログを書いたライターの新井さんと先日たまたま知り合いました。)

 

 

 

 

 

そして、日本に帰って来た僕は1ヶ月間の空白のグダグダ期間の後に坂爪圭吾さんに会いにいく決心をしました。

 運の良いことに、連絡した次の日に坂爪さんが名古屋にいるというのでめちゃくちゃすんなり会えました。

 

 

実際会ってとてつもなく緊張してしまった僕は、(嫌われてしまったらどうしよう。)とか(この人の前で中途半端な言葉を吐いたらダメだ)ということを思ってしまったりして、全く言葉が出てこなかったのですが、それでもなんとか自分の現状を伝えました。そして、全部伝えきった後に

 

「TPD48(鉄砲玉48)はいつでも募集しています。」

と言われ、ブログを読んでいて、すでにTPD48(鉄砲玉48)について知っていた僕は、この一言で家なし生活をスタートする決意をしました。

 

 

 

TPD48(鉄砲玉48)でどんな依頼を受けたの?

 というようなことを、自己紹介の後に聞かれたりします。

今のところ一番話題として面白かった依頼が、息子が無くしたiphoneを「iphoneを探す」機能を頼りに探してきてほしい。と言われて東京から山梨まで(なぜかベンツで)iphoneを探しに行くというものです。

 

その時のブログがこれです。

 

fujiwarahiroki.hatenablog.com

 

 

 

 

 

それ以外にも色々依頼は受けてきました。

例えば、

  • 家の掃除
  • 草むしり
  • 巨大プランターの引越し
  •  車での駅や空港への送迎
  • お祭りの手伝い(販売)
  • 壁のペンキ塗り
  • 田んぼの稲刈り

みたいなお手伝い系の依頼や、

  • ヒッチハイク同行
  • Tシャツブランドのモデル
  • お寿司を食べに行きましょう
  • カラオケに行きましょう
  • 航空券を出すから沖縄(宮古島)に同行して楽器を運んでほしい
  • 航空券を出すから北海道の音楽ライブに一緒に行こう

みたいなちょっと変わった依頼もありました。

 

最近では

  • 話を聞いてほしい

とか

  • 電話相談

みたいなこともあったりします。

 

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(Tシャツブランドのモデルをした時の写真)

 

 

依頼を受けてから動くっていう超受け身スタイルが面白いところで、TPD48(鉄砲玉48)をやってなかったらもしかしたら人生で一生やるはずのなかったことを短期間で大量にやることができています。

 

ヒッチハイクを初めてやったのもこれがきっかけですし、宮古島や北海道にも初めて行き、稲作まで経験できました。

 

 

 

 

こんな感じの生活をしていると「旅人ですか?」みたいな質問をよくされますが、実は僕自身は全然旅をしてるとは思ってなくて、むしろ昔から旅とか旅行とかは苦手なんですよ。

 

旅行なんかは特にそうで、頑張って遠くに行けば行くほどそれと同じくらいの労力を使って帰ってこなければいけないという面倒くささがあって、昔からあんまりしてきませんでした。大学の卒業旅行すら行ってないですからね。

 

ただ、今の生活は毎日「行くだけ」というか、帰るという発想が全くないのでさっきのようなめんどくささがゼロなんです。最近では実家に帰る時も「帰る」という思考にはならなくて、それも「行く」なんですよね。

 

 

弱点

  •  基本朝起きるのが苦手です。(鉄砲玉48を始めてからは割と起きれます)
  • 書類業務が嫌いです。
  • 時間にルーズです。(時間を気にして行動するのが嫌いすぎて持ってる腕時計全部捨てました)
  • 割と繊細です。(人の心に敏感で、影響を受けやすいです)
  • 基本あまりお金を持っていません。
  • 天然パーマです。(「いつパーマかけたの?」という言葉が最大の褒め言葉です)

 

強み

少し前までは無駄に人に嫌われたくなかったり、変なプライドがあったりしてできなかったのですが、今は(すべてではないですが)自分のほとんどの弱点を晒せるという強みがあります。

 

少し前にある友人に

「ひろきさんの自分をオープンにできる能力ってのは唯一にして最強のカードだと思います。そのカードを持っているかどうかで人生変わる気がします。」というようなことを言われました。

 

僕は自分の素直な部分を出し始めてから圧倒的に生きやすくなったので、その言葉を聞いたときに、「マジでそうだな!」と思いました。 

 

 

 

 

まとめ

ふと思い立って、自己紹介文的なものを書いてみました。興味を持って聞かれでもしないとあまり言わないようなことまで書いたので、もうすでに僕のことを知っている人でも楽しめた人もいるのではないでしょうか。(そうだったらいいな)

 

おまけ

最近、友人のカヤノヒデアキとまゆちゃぱをにかと私ふじわらひろきで『ヒロキsan』という遊びをしています。

 

「ヒロキsanかっこいいけど、なんかムカつく。」

「よくわからないけど面白い。」

「よくわからないけど気になる。」

 

こんな感じですごくみんなから褒められます。

 

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そんなヒロキsanはこちらから、

 

ふじわらひろき×カヤノヒデアキ×まゆちゃぱうぉにかがお送りする

ふじわらひろきを素材にした写真と言葉によるコミュニケーションアートプロジェクト「ヒロキsan」の世界

https://www.facebook.com/hirokisan.hirokisan

 

 

 

鉄砲玉依頼はこちらから

 

ふじわらひろき

08043033116(電話番号でLINEに追加可能)

saeedhiroki26@gmail.com