あなたとぼくとおかねの話
さくじつ、コインランドリーでの乾燥機代200円が財布になかったので、お金をコンビニATMに下ろしに行き、いつものように口座から1万円を下ろそうとしたところ、見慣れない文字が目に飛び込んできた。
(預金残高が不足しています)
お笑い好きな僕は
(いやいやいやいやいや!)
的な若手お笑い芸人の反応を自分の内側でした。
なんて冗談のうまいATMだと一瞬本気で思った。
前回引き出したときに残り2万円あったのを確認していたので、 何らかのカード引き落としがあったとしても1万円は確実に残ると踏んでいた。
毎日のように寝床を提供してもらい、食事をご馳走してもらって生きながらえている(生かされている)僕にとっての1万円は僕にとってのお守り的な存在だった。宗教的思想がほとんどない僕でもお金という名の宗教には今だにどっぷり浸かっているみたいだ。と思った。
自称最新式ホームレスの僕にとって1万円はかなりの大金だ。
1万円あればいざという時にご飯が食べれ、漫画喫茶に宿泊でき、好きな人を食事に誘うことができるからだ。
あぁ1万
1万円よ
どこへやら
こんな俳句も頭に浮かんだ。
(1万円という言葉は冬の季語ということに僕の中で今決まった。)
預金残高
1375
なんだか1375という数字も肌寒く感じてきたので、これも冬の季語にしよう。
そして濡れた洗濯物をDryするために最初の1をとった。
箱の中には取り出し方がわからない375が残った。
なぜだか375という数字はとても力強く思えた。
どんな気持ちでこれを読んで良いかわからない人のために一応言っておくと、僕は今ふざけています。ふざけていますけれども、嘘はありません。すべての事実を並べてそれを使ってふざけています。笑
空白の1万円がどこへ行ったのかを説明しよう。
預金残高が足りないという文字を見た直後、ネットバンクのアプリを開いて真相を確かめた。
ものすごいスピードで脳が全てを理解した。
そう、ホームレスであるこの僕が持っていたクレジットカードが年会費有料のプレミアムカードだったのだ。
そもそもこれを作った時はちょうど1年前で、ちょうど1年前の僕はバングラデシュという国で社会人をしていたのだ。
そもそもそもそも年1回の支払いがいつかなんて記憶しておく脳みそが僕にはないのだ。
解約すべきだった。が、時すでに遅し。
これからもう1年間のプレミアム期間が僕の気づかぬうちにスタートした。
この世で最もプレミアム感のない財布とともに。
(まだ口座に2万円あると思い込んでおしゃれを楽しんでいた頃の昨日の僕)
ただただありのままの状態でそこにいる
そんな僕に
そんな僕の人生に
投げ銭したい方はコチラにお願いします。
(1000円増えると全財産が倍になります。笑)
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《ゆうちょ銀行》
※ゆうちょ同士 12000-00190001
※他の銀行から 店番号 208 店名 二〇八店(ニゼロハチ店)普通 0019000 フジワラ ヒロキ
ついに0になった僕がこれから自分の人生を面白おかしくもがく様をこれから発信していこうと思うので明日以降ブログを書いていくので皆様の日常のちょっとしたスパイスにしていただけたらと思います。
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